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※画像はイメージです

3Dプリンターで建築されたグランピング施設とは?3Dプリンター住宅の動向

2022-12-21

はじめに

2022年7月28日、北海道新冠町に3Dプリンターで建築されたグランピング施設がオープンしました。

凸凹のある外壁や丸みを帯びた建物は、全て3Dプリンターで建築された建築物。実は、住宅建築にも3Dプリンターの技術を活かそうとする動きがあります。

今回は、3Dプリンターで建築されたグランピング施設・建築物の特徴を解説します。さらに、3Dプリンター住宅の動向についても解説していますのでチェックしてみてください。


3Dプリンターで建築したグランピング施設が北海道に誕生

凹凸のある壁や丸みのある建物が特徴的な空間は、太陽の森ディマシオ美術館敷地内に建設された「GLAMPING VILLAGE 紅葉の里」。

コンクリートとは思えない外観のインパクトが受け、そのユニークさが驚きをよんでいます。

會澤高圧コンクリート株式会社がアームロボット式3Dプリンターを用いて、北海道でも快適に宿泊できる施設に仕上げました。


3Dプリンターで建築した建築物の特徴は?

3Dプリンター建築物の特徴は以下の3点です。

・デザイン性が高い
・建築コストを削減できる
・寒さもしのげる快適性を実現


従来の工法では困難とされる曲線を取り入れた自由な設計が可能です。例えば、球状物体や幾何学模様の外壁など、3Dプリンターであれば容易に設計できます。

さらに建築コストの削減も可能です。ロボットアームが昼夜を問わず稼働し続けるため、工期の短縮化につながる他、工事に必要な人件費を圧縮できます。

また、断熱層を作ることで、北海道の寒さもしのげるほどの快適性を実現しました。


3Dプリンター住宅の実現性

日本では、3Dプリンター住宅の普及に向けて複数のプロジェクトが進行中です。

兵庫県のセレンディクス株式会社は建設用3Dプリンターを使い、プロトタイプの小型住宅を完成させました。さらに群馬県の株式会社Polyuseは、国内初の建築基準法に準拠した倉庫を建築。

計画は進んでいますが、3Dプリンター住宅が普及するには課題もあります。

3Dプリンター住宅に使用するのは、モルタルなどの特殊な原材料。しかし、主要構造部については鉄骨や鉄筋など特定の建築材料を使用しなければならないと定められているのです。※1)

前述した株式会社Polyuseは、壁に鉄筋を組み合わせて、建築基準法上の問題をクリアしました。

この問題を根本から解決したのが、大手ゼネコンの株式会社大林組です。

2022年11月18日株式会社大林組は、日本で初めて3Dプリンターのみで作った建築物に対し、建築基準法の許可を取得。独自素材のスリムクリートを使用することで鉄骨や鉄筋を使用せず、構造上の問題をクリアしたのです。※2)

※1)
大臣認定(大和鋼管)
https://www.daiwast.co.jp/glossary/%E5%A4%A7%E8%87%A3%E8%AA%8D%E5%AE%9A
※2)国内初の国土交通大臣認定を取得した構造形式を用いた3Dプリンターによる建屋の建設に着手 | ニュース | 大林組
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20220610_1.html


海外での3Dプリンター住宅の普及状況

海外では、既に入居が始まっている地域もあります。

3Dプリンター住宅の先進国オランダでは2021年4月から入居がスタート。※1)米テキサス州では100棟を超える住宅街を3Dプリンターで作るプロジェクトが計画され、2023年から購入予約の受付を開始するとしています。※2)

さらにアラブ首長国連邦の首都ドバイは、2030年までに建物の25%を3Dプリンターを使用して建築する目標を掲げています。※3)

参考元
※1)オランダで世界初の居住許可を得た、3Dプリントで建てられた美しい家
https://www.esquire.com/jp/lifestyle/tech/a37746671/casa-stampata-3d-come-si-vive/
※2)
ICONがテキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設
https://sekapri.com/%E5%BB%BA%E8%A8%AD/20221112-15200/
※3)
ドバイの高級住宅街に3Dプリントモデルハウスを建設 | 3DP id.arts
https://idarts.co.jp/3dp/dubai-emaar-properties-construct-3d-printed-model-home/


まとめ

世界と比較すると、日本ではまだ始まったばかりの3Dプリンター建設市場。

2022年7月、AlliedMarketResearchは、3Dプリンティング建設市場に関する経済レポートを発表しました。2021年は約14億ドル(約2000億円)規模であった市場が、2031年には、7508億ドル(108兆円)まで成長すると予測しています。※1)

日本では普及に向けて制度面の課題もありますが、快適な暮らし・低価格が実現できれば今後一気に拡大していく可能性を秘めています。

今後の最新動向に注目しましょう。

※1)参考元
3D Printing Construction Market Growth, Trends, Forecasts 2031
https://www.alliedmarketresearch.com/3d-printing-construction-market-A16979


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