放置はNG!葛飾区の空き家状況と買取依頼のメリット・デメリット
2024-12-19
現在、全国的に空き家の問題が取り上げられています。
空き家をそのまま放置すると多くのトラブルを招くことから葛飾区も空き家対策に乗り出しています
が、空き家を所有する方の中には「空き家をどう手放せばいいのか」「そのまま売却できるのか」などと悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、葛飾区の空き家の状況と空き家の発生原因、放置した場合に起こるトラブル、空き家をそのまま売却するメリット・デメリットなどをご紹介します。
葛飾区にある空き家の所有にお困りの方は、ぜひご参考にしてください。
なお、はりき不動産は東京都葛飾区の不動産を中心に買取・仲介などを行っている町の不動産屋です。
不動産買取の疑問点はもちろん、売却にかかる税金や費用、空き家の売却などについても分かりやすくご説明しますので、不動産買取を検討している方は弊社までお気軽にご相談ください。
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葛飾区の空き家の状況と空き家の発生原因
葛飾区の空き家の状況と発生原因については、下記のとおりです。
葛飾区の空き家は約2.9万戸
2023年、総務省により「令和5年住宅・土地統計調査」が実施・公表されました。
葛飾区のホームページに掲載されている調査結果によると、葛飾区の総住宅数は24万9,950戸、そのうち空き家にカウントされているのが2万9,420戸であり、空き家率は11.8%
となっています。 2008年以降、葛飾区の空き家数は増加しており、東京23区の中では8番目に多い数だという結果も出ています。
また、空き家率に関しては2008年以降も11〜12%ほどをキープしていますが、東京23区では4番目に高い数値となっているため、決して安心できる数値ではないでしょう。
参照:葛飾区「令和5年住宅・土地統計調査集計結果」
https://www.city.katsushika.lg.jp/information/1000083/1005977/1028102/1028108/1036937.html
空き家が発生する原因は?
空き家の発生する原因はさまざまですが、主な原因として挙げられるのは下記のとおりです。
・高齢化による転居や移住
・転勤など仕事の関係で家を離れる
・相続
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高齢化により自宅を出る方は少なくありません。例えば、老人ホームなどの高齢者施設に入居したり、子どもと一緒に暮らすために転居したりするケースが挙げられます。
また、転勤などで自宅を離れて暮らす方も一定数いるでしょうし、物件を相続したものの遠方に住んでいるためそのままにしている、というケースもあるかもしれません。
転居や移住をする場合、これまで住んでいた家を売却または借家にすることもできます。
しかし、駅から遠くて利便性が悪い住宅や、古くてリフォームの必要がある住宅では、「不動産売却を依頼しても売れないのではないか」「リフォームなどでお金がかかるのではないか」などと考えてしまうこともあるでしょう。
その結果、空き家として所有することにしたというケースも考えられます。
そもそも、
空き家についてネガティブなイメージを持つ方は少なくありません
。
自宅のすぐ近くに空き家があると考えたとき、「危険ではないか」「衛生面で不安がある」「事故などが起こって家族に何かあったらどうしよう」などと不安に思うものではないでしょうか。
空き家の所有者に対してマイナスの感情を抱く方も出てくるかもしれないため、
もしも今後使用する可能性がない空き家を所有しているなら、できるだけ早く売却することをおすすめします
。
はりき不動産では、不動産の売却相談を承っております。
ホームページ内にある「無料売却相談」から、いつでもお気軽にご相談ください。
また、空き家の
売却を相談する際はお問い合わせフォームにある「現況」の「空き室・空き家」にチェックを入れる
ことをお忘れないようお気をつけください。
お問い合わせはこちら
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葛飾区にある空き家……そのまま放置するとどうなる?
2015年5月に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、
葛飾区はきちんと管理されていない空き家の所有者に対して指導や勧告、命令などの措置を行うと発表しています
。
空き家をそのまま放置するとさまざまなトラブルが発生するリスクがあり、例えば、下記のような問題が不安視されています。
参照:葛飾区「あなたの空き家大丈夫ですか?」
https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/029/801/anatanoakiya2212.pdf
建物の老朽化・環境の悪化
まず、建物の老朽化・環境の悪化につながります。
空き家をそのまま放置すると、人の手が入らないことで建物の老朽化が急速に進みます
。
例えば、屋根の劣化による雨漏り、天井・床の腐朽、外壁の汚れ・破損、ドアや窓ガラスの損傷、植木・雑草の繁茂(はんも)、湿気によるカビ、シロアリなどの害虫やコウモリ・ねずみなどの害獣による土台・柱の腐食など、あらゆる問題が起こることが想定されます。
防犯性の低下による治安悪化
次に、防犯性の低下による治安悪化や、安全性の低下による事故の発生などが懸念事項として挙げられます。
老朽化によりドアや窓が破損すると、どこからでも簡単に内部に侵入できます。
不審者やホームレスなどを招きやすくなる他、野生動物が棲みつき、糞などから害虫の大量発生などを招く危険もあります
。
また、ゴミの不法投棄や不審火による火災、もしかしたら放火の危険も招く恐れがあるのです。
さらに、建物の劣化により屋根が落下したり、外壁材が剥がれ落ちたりすることもあるでしょう。
そこまではいかなくても、植木が道路や隣の家の敷地にはみ出してトラブルになることもあるため、空き家の放置は看過できない問題といえるのです。
害虫・害獣の棲みつき
ゴミの放置や排水不備により衛生面が低下すると、害虫の発生や害獣の棲みつきを招くことがあります
。
また、害獣の糞尿がさらなる害虫の発生を引き起こす恐れがある他、糞尿そのものの臭いも近隣住民にとっては住環境を損なう大きな要因です。
近隣住民からマイナス感情を集める可能性が大きく、所有者自身への信頼性の低下にもつながりかねないため、空き家の放置は早急な対策が必要です。
固定資産税の負担
いまは住んでいない空き家であっても、
固定資産税の支払いは義務
です。
所有するだけで税金がかかるため、経済的な負担は避けられません。
固定資産税が6倍になる可能性も
空き家の中でも倒壊の危険性などがある空き家を「特定空き家」といい、特定空き家に指定されると固定資産税が6倍になることがあります。
また、現在特定空き家に指定されていない空き家でも、“特定空き家になりそう”と判断されたら固定資産税が6倍になる可能性があります。
行政代執行による強制解体
「空家等対策の推進に関する特別措置法」の施行により、長らく放置された空き家は行政代執行により強制的に解体できるようになりました。
空き家の解体費用は所有者へ請求・徴収されるため、所有している空き家がある場合はできるだけ早く手放しましょう。
手付かずの空き家をそのまま売却!メリット・デメリットは?
手付かずの空き家をそのまま売却すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
こちらでは、不動産買取での売却を想定したメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
手付かずの空き家を売却するメリットは、以下のとおりです。
解体費用や処分費用などをかけずに手放せる
不動産買取を利用すれば、空き家の解体や土地の測量、リフォームなどは不要です。
古い空き家でも、家具・家財をそのままにしていても買い取ってもらえるため、
空き家を処分するための費用を節約することができます
。
すぐに現金化できる
不動産買取ではスピーディーに空き家を売却できます。
すぐに現金化できるため、何かしらの理由で資金が必要なときにも助けになります
。
また、相続により兄弟間での資産分配をしなくてはならないときにも、現金化できれば均等に分配しやすくなるため、揉めごとに発展するのを避けることができます。
仲介では売れない物件も買取してもらえる可能性がある
一般的に不動産仲介では、立地や利便性、建物の耐久性などの条件が悪い不動産の売却活動は困難となります。
何か月かけても売れない可能性も出てくるでしょう。
しかし、
不動産買取では仲介では売却が難しい空き家なども買取してもらえる可能性があります
。
契約不適合責任を負う必要がない
不動産買取では“契約不適合責任”を負う必要はありません。
契約不適合責任とは、不動産を売却した後、「売主が買主に知らせなかった不具合(住宅の欠陥など)によりトラブルが起こった際、売主が買主に対して負う責任」のことです。
仲介において売主は自分、買主は売却活動により購入に至った方なので、売却した不動産に何かしらの瑕疵があり、それを申告していなければ契約不適合責任を負う必要があります。
しかし、不動産買取であれば買主は不動産買取業者です。
その後、空き家がリノベーションされて売却されたとしても、その際の売主は不動産買取業者になるため、
空き家の所有者が契約不適合責任を負うことはありません
。
周囲に気付かれにくい
空き家の買取に関する取引は非公開で行われるため、周囲に知られる心配はほとんどありません。
所有している空き家が原因で周囲に迷惑をかけている場合、空き家の所有者に対してマイナスの感情を抱いている方もいるかもしれません。
所有者の安全のためにも、周囲に知られずに売却できるのは大きなメリットといえるでしょう。
手間と時間が掛からない
一般的な不動産売却では、広告掲載や土地の測量、家屋のリフォーム・解体などの多くのステップが必要なので、売却までに手間と時間がかかります。
不動産買取では空き家の買主となるのは不動産売却業者なので、不動産の売却プロセスがシンプルです。
スムーズに空き家を売却できるため、手間と時間をかけずに空き家を手放したいという方にはおすすめです。
デメリット
手付かずの空き家を売却するデメリットは、以下のとおりです。
精神的な負担がかかることがある
空き家の売却には、精神的な負担がかかることがあります。
もしも空き家が家族との思い出が詰まった家だったなら、手放すことに物悲しさを感じるでしょう。
人によっては思い出が大きすぎて、売却は仕方ないことだと頭では理解していても、心では納得できないこともあります
。
不動産買取はスピーディーに売却できるからこそ、心を整理する時間が足りないという側面もあります。
精神的な負担を減らすためにも、少しだけ時間を設けて心を整理してみましょう。
物理的作業の負担がある
空き家の売却では、物理的な作業負担も大きくなりがちです。
家財道具の整理はもちろん、たとえば仏壇の移動・撤去作業などは時間もかかりますし、体力的にも負担になります。
また、家族との写真やビデオなどについても、全て処分するのか、DVDなど別の形で残すのかを検討する必要が出てくるでしょう。
遠方に住んでいる方や、忙しくて片付けをする時間がないという方にとって、空き家の売却は負担が大きいといえます。
物件によっては買取を拒否されることもある
メリットの部分で、仲介では売却が難しい空き家も買取してもらえる可能性があるとお伝えしましたが、物件によってはどうしても買取が難しいと判断されるものもあります。
とくに、
空き家は状態が悪くなりがちなので、「買取後の再販売が困難」だと判断されてしまうと、不動産買取の対象外になってしまう
のです。 もちろん、全ての不動産買取業者が無理だと判断するわけではありません。
その地域に強く、独自の売却ルートを確立している不動産買取業者なら、空き家の買取も前向きに検討してくれるはずです。空き家の売却を成功させるためにも、信頼できる不動産買取業者に依頼しましょう。
はりき不動産の不動産売却・買取では、「迅速」「高額」「気持ちいい」をお客さまにご提供できるよう努めております。
不動産のご紹介エリアは葛飾区を中心に半径10km圏内
。葛飾区に隣接する墨田区や江戸川区、足立区、台東区などの不動産も対応可能なので、お客さまから買取した空き家の再販売もスピーディーに実現します。
当社対応エリアにて不動産・空き家の売却をご検討中なら、ぜひお話をお聞かせください。
お問い合わせはこちら
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葛飾区の空き家を売却!買取を依頼する業者選びのポイント
葛飾区にある空き家の不動産買取を検討しているなら、業者選びに注力することが大切です。
不動産買取業者を選ぶポイントは、下記のとおりです。
空き家の買取に強い業者を選ぶ
まずは、空き家の買取に強い業者かどうかを確認しましょう。
空き家の再販売は困難なケースも少なくありませんが、
空き家買取に強い業者なら再販売につながる空き家の見分け方や正しい査定額をつける専門的な知識、再販売を成功させる独自の売却ルートを確立している
ため、安心して手放せるでしょう。
買取実績がある不動産買取業者を選ぶ
次に空き家を含め、戸建てやマンション、土地など不動産の買取実績が豊富かどうかをチェックしましょう。
多くの実績があるということは買取に強い業者であるという証拠
に他なりません。
買取後の再販売がスムーズに行えているという指標にもなるため、ホームページなどで実績を確認したり、利用者の口コミなどをチェックしたりすることをおすすめします。
資金力がある不動産買取業者を選ぶ
資金力がある不動産買取業者を選ぶことも大切です。
まとまった資金がなければそもそも買取はできないですし、大規模なリフォーム・リノベーションにも対応ができないため、不動産買取業者の資金力は空き家の買取においても必ず確認しておくべきといえます。
また、資金力がなければ査定額を低く見積もられてしまうかもしれないため、安心して取引に望むことができません。
空き家の買取では双方が納得して売却に踏み切ることが重要なので、資金力がある不動産買取業者を選ぶためにも細かな情報収集を行ってください。
さまざまな不動産を取り扱っている不動産買取業者を選ぶ
不動産と一口に言っても、戸建てやマンション、土地など種類はさまざまです。
空き家を売却する際は、あらゆる不動産を取り扱う不動産買取業者に依頼することをおすすめします。
不動産の種類によって市場のニーズは異なりますし、有効な売却活動も変わってくるでしょう。
たくさんの種類の不動産を扱っている不動産買取業者は、それぞれの不動産を売却するための専門的な知識やノウハウを有しているため、
空き家を買い取った後の販売活動にも強い
と判断できます。
まとめ
空き家の問題は葛飾区でも発生しており、ここ数年で空き家数は増加の一途を辿っています。
空き家を放置すると周囲の方に迷惑をかけたり、固定資産税が6倍になったりと、さまざまな問題が起こります。空き家の状態によっては行政による強制解体の可能性もあるため、不動産買取を利用して早めの処分を検討しましょう。
1970年創業のはりき不動産は、東京都葛飾区に精通した地域密着型の不動産会社です。
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