仲介と買取の違い

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DIFFERENCE

不動産仲介と買取の違いは?

不動産仲介と買取は、どちらも不動産を売却する方法ですが、大きく異なる点があります。

● 不動産仲介

不動産の売買や賃貸の際に、不動産会社が売主と買主、あるいは貸主と借主の間に入り、契約成立に向けて様々なサポートを行うことです。
具体的な業務内容は売買仲介(物件の査定、販売活動(広告、内覧など)、購入希望者との交渉、売買契約の締結、物件の引渡し)
専門的な知識や複雑な手続きが必要となるため、一般の方にとって大きな負担となります。
不動産仲介会社は、専門家としての知識と経験を活かし、取引が円滑に進むようサポートします。

● 不動産買取

不動産会社が直接あなたの不動産を買い取る売却方法です。
一般的な不動産売却である「仲介」とは異なり、買主を探す必要がないため、短期間で売却できるというメリットがあります。

MERIT・DEMERIT

それぞれの売却方法の
メリット・デメリット

売却価格
売却までの期間
手続きの手間
費用
向いている人
不動産仲介
市場価格に近い
数週間〜数ヶ月
内覧・広告活動が必要
仲介手数料が発生
高く売りたい人
不動産買取
市場価格より低め
数日〜一週間
手続きが簡単
仲介手数料不要
早く売りたい人

メリット

デメリット
不動産仲介

適正な価格での売却

不動産会社は、市場の動向や過去の取引事例などを参考に、適正な売却価格を提示してくれます。
これにより、売主は不当に安い価格で売却してしまうリスクを回避できます。


幅広い販売活動

不動産会社は、広告やインターネットなどを活用し、幅広い購入希望者に物件情報を届けます。
これにより、より多くの購入希望者の中から、条件に合った買主を見つけることができます。


専門的なサポート

不動産売買は、複雑な手続きや法律の知識が必要となるため、専門家のサポートは非常に重要です。
不動産会社は、契約手続きや交渉などを代行し、売主の負担を軽減します。


トラブルの回避

不動産会社は、取引におけるリスクを把握しており、トラブルを未然に防ぐための対策を講じます。

売却までに時間がかかる

買主探しや価格交渉などに時間がかかるため、売却までに数ヶ月かかる場合があります。


仲介手数料が発生する

不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。


契約不適合責任

売却後に物件の欠陥が発覚した場合、売主は契約不適合責任を負う可能性があります。


メリット

デメリット
不動産買取

スピーディーな現金化

仲介売却では買い手探しに数ヶ月かかることもありますが、買取なら不動産会社が直接買い取るため、最短数日〜数週間で手続きが完了します。相続や資金繰りなどで早く現金化したい場合に特に有効です。


仲介手数料が不要

通常の売却では「売却価格×3%+6万円+消費税」の仲介手数料がかかりますが、買取ではこの費用が不要です。


契約不適合責任(瑕疵担保責任)が免除されるケースが多い

売却後に雨漏り・シロアリなどの欠陥が見つかった場合、通常は売主負担ですが、買取では「免責特約」がつくことが多く、追加負担やトラブルを避けられます。


内覧・リフォームの準備が不要

買い手募集のための内覧や清掃・リフォームなどの準備が不要で、現況のままで売れます。


売却できる物件の幅が広い

立地が悪い・築年数が古い・事故物件など一般入居者に敬遠されがちな不動産でも、不動産会社がリノベーションを前提に買い取ってくれる可能性があります。

売却価格が市場価格より下がる

不動産会社はリフォーム費用や再販リスクを見込み、市場価格の約7〜9割程度で買い取るのが一般的です。また、物件の状態や立地によっては査定額にさらに補正がかかるケースもあります。


買取を断られる物件もある

築年数が古すぎる、再建築不可地、解体費が収益を圧迫する田舎の古家など、不動産会社が“再販困難”と判断すれば買取を断られるケースがあります。


物件の状態が査定額に反映されにくい場合がある

買取業者はリフォームやリノベーションを前提としているため、たとえ物件の状態が良くても、それが査定額に大きくプラスされることは期待できない場合があります。

CHOICE

「仲介」「買取」のどちらを選ぶべきか?

不動産仲介が向いている人

  • 時間に余裕がある人

  • 少しでも高く売りたい人

  • 状態が綺麗な物件を売りたい人

  • 最新設備物件や人気エリア物件のような需要の高い物件を売りたい人

不動産買取が向いている人

  • 早く現金化したい人

  • 自己負担なく売りたい人

  • 築年数が古い、劣化が激しいなど、一般には売れにくい物件を所有している人

  • 売った後の保証責任を気にしたくない人

最後に

  • 不動産の所在地に精通した会社を選ぶ。

  • 不動産売却の経験豊富な不動産会社を選ぶ。

  • ご自身の状況・希望を明確にし、不動産会社の担当者に相談する。

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